ガチャガチャ(ガシャポン)投資とは?|仕組みと儲けについて
ガチャガチャ投資が流行っていることをご存知でしょうか。ガチャガチャは、子どもの頃に誰しも一度はやったであろうカプセル型の景品を取る遊びのことです。
近年ではこの「ガチャガチャ」が投資対象として注目を集めています。そこで本記事では、ガチャガチャ投資の特徴や仕組み、儲けについて解説します。
目次
ガチャガチャ投資とは?
ガチャガチャ投資とは、「ガチャガチャ」を設置することで収益を得る投資モデルのこと。
レバーをガチャっと回すとカプセルに入った景品が出てくることから「ガチャガチャ」と呼ばれています。
なお、一部では「ガチャポン」や「ガシャポン」と称されることもあります。
ガチャガチャといえば、子どもがやるものという印象があるかと思いますが、今では大人でも楽しんでいる方が多くおられます。
そのためビジネスとして考えるならば、大人向けの景品を視野にいれることは必須です。
実際に大人向けの景品を販売している企業もあり、大人はまとめて購入する傾向があるため大きな利益となる可能性があります。
実際に市場規模は上昇傾向です。
大人にも人気のガチャガチャですが、投資として考える際の最大のメリットは、ほとんど手を加えることなく利益を生む出す仕組みを作れることです。以下ではガチャガチャ投資のメリットとデメリットについて触れていきます。
ガチャガチャ投資のメリット・デメリット
ガチャガチャのメリット
ガチャガチャ投資の最大のメリットは、前述の通り最初に本体を設置しておけば、放ったらかしで稼ぐことができる点です。
中身を補充したり、軽く清掃したりという手間はかかりますが、株式投資やブログ運営などと比較して手間を要しません。
そのため忙しいサラリーマンなどの副業にも向いています。
また景品が売り切れたとしても、再度新たな景品をセットするだけで販売できる点もメリットです。
新しいコンテンツを作ったり、長期的な視点で考えたりする必要がない点はメリットとなります。
ガチャガチャのデメリット
一方でデメリットは、適切な設置場所を選ばないと収益が上がらない点が挙げられます。
設置する前に十分な市場調査を行う必要があります。
場所柄はもちろん、景品の内容についても精査する必要があるため、導入初期は十分な時間をとって考えるべきです。
また、ガチャガチャの景品が売り切れているときは収益が発生しないこともデメリットです。
特に忙しいサラリーマンなどは、定期的に店舗を訪れることができない可能性もあります。
景品がない時間は全く収益を生まないため、それだけの機会損失が発生します。
家族に頼んだり、外注したりなどの対策が必要です。
こんな場所にガチャガチャが設置されています
ガチャガチャ投資は設置場所が重要と言いましたが、具体的にどのような場所があるのでしょうか。主に以下の場所が挙げられます。
- ショッピングセンター
- 歯科医院
- ゲームセンター
- 店舗の前
- スーパー
- 映画館
- レンタルビデオ店
- パチンコ店 など
一般的には子どもが集まりそうなところが中心です。
ただ前述の通り、大人が回すことも多くあるため、誰をターゲットとするかによって最適な設置場所は異なります。
ターゲットに沿った景品選びと設置場所選びが重要になります。
ガチャガチャ投資は、どれくらい儲かるの?
※粘土は撮影用に作ったオリジナルのものです。
概要を掴んだところで最も気になるのが、「実際どのくらい儲かるのか?」という点でしょう。
そこ本稿では、ガチャガチャ投資の1ヶ月あたりの一般的な収益シミュレーションをしてみます。
(あくまで参考値です。)
まず前提条件を定めます。
使用するガチャガチャは「カプセルステーション5」というもので、バンダイで人気のマシンになります。
カプセルは1つ200円を想定し、一般的には50~100個単位で販売されているため、ここでは50個7,000円のものを仕入れるとします。
通常の原価率はおよそ70%です。最後に、設置場所に払う費用として売上の20%(通常このくらいが多いです)を計上します。
上記がガチャガチャ投資をする上での初期費用となります。
当然、売り切れれば補充する必要があるものの、一般的でにはこれらの費用で始められます。
では、実際の一般的なシュミレーションをしてみましょう。
1日5個売れた場合
200円×5個×30日で売上は3万円になります。
設置料とカプセルの仕入れ価格(6,000+21,000円)を差し引くと、一ヶ月の収益は3,000円となります。
1日10個売れた場合
200円×10個×30日で売上は6万円になります。
設置料とカプセルの仕入れ価格(12,000円+42,000円)を差し引くと、一ヶ月あたりの収益は6,000円となります。
こうして考えると、場所代が大きな負担となることがわかります。
設置場所がない方は設置場所のオーナーに料金を支払うため、利益率が低くなりがちです。
ただ自分の店を持っている方や、場所がある方は場所代がかからないため、その分利益率が上がります。
また、これはあくまでマシン(ガチャガチャ)1台でのシミュレーションです。
一般的には複数台設置することが一般的であるため、これよりも収益が上る可能性は十分にあります。
さらに本格的にガチャガチャ投資を行いたいという方は、数百台単位で導入されるケースもあります。
この場合だとオーナーが場所代を安くしてくれるケースもあり、場合によっては場所を自分で借りる選択肢も出てきます。
マシンを少しだけ置くという方は割にあわないと感じる方もおられるでしょう。
しかし最初に設置してしまえば、ほとんど手を加えることなく収益を生み出し、かつオーナーにとってもガチャガチャを目的とした集客効果も期待できるため、十分優れたビジネスモデルといえます。
集客効果が顕在化すれば、場所代を割り引いてくれる可能性もあります。
数百台単位で本格的に行う方は、自分で場所を借りたり、仕入れ量を増やしたりなどによってレバレッジを効かせた運用が可能です。
このようにガチャガチャ投資は、シンプルながらデメリットが少ない仕組みといえます。
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ガチャガチャ投資は、どうやったらできるの?
実際にガチャガチャ投資を始めるにあたり、どのような手順が必要なのでしょうか。
主に自分で始める場合と、フランチャイズ契約を結ぶ場合の2つに分けられます。
自分でガチャガチャ投資を始める場合
- 設置場所の選定と交渉、または賃貸契約
- 設置マシンの購入またはレンタル
- 景品の仕入れ
まず設置場所を見つけてオーナーに交渉する、あるいは自分で場所を借りて、設置マシンを購入・レンタルする必要があります。
大手ECサイトなどでも格安で売られているため、マシンは簡単に導入できるでしょう。
場所の選定と交渉は、場合によっては難航する可能性があります。
最後にポイントになるのは景品の仕入れです。
仕入れは業務用のガチャガチャ通販サイトを利用することが基本です。
専門店がいくつかあるため、自分のターゲットに合わせていくつか問い合わせてみましょう。
フランチャイズでガチャガチャ投資を始める場合
もう1つの方法であるフランチャイズは、加盟料を払って加盟します。
運営会社に問い合わせると加盟方法などを教えてくれるため、問い合わせることが最善です。
ロイヤリティといって月々の売上から数割が引かれてしまうものの、長年のノウハウや設置場所、仕入れルートなどが確保できるため、「面倒くさいことはやりたくないけどとりあえず始めたい」という方は向いているやり方です。
まとめ
ガチャガチャ投資は、少い資本からでも始められ、かつ運営における手間が非常に少ないため、忙しいサラリーマンなどにも親和性が高いビジネスモデルです。
とはいえ、場所の選定やオーナーとの交渉など導入のタイミングでは負担がかかるのも事実。さらに利益率を高めていこうと思うと、さまざまな戦略が必要です。
ただ失敗しにくいという意味では、初心者におすすめの投資手法といえます。
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