退職金の使い道に不動産投資はアリ? | 老後資金を作りながら老後を過ごすプラン

退職金を考える

 

10年以上同じ会社に勤めていると、ふとした時に考えるのが「退職金の使い道」についてではないでしょうか。

企業によって退職金の金額は違いますが、経団連の発表によると、おおよその平均額は2,000万円だそうです。

【参考】

⇒ 2018年9月度 退職金・年金に関する実態調査結果(経団連)

 

2,000万円とは一見高額に思える金額ですが、生活費に加えて趣味にお金を掛けるようになったり、子供への援助をしたりで「気づいたら無くなっていた」ことが、さして珍しくはないようなのです。

 

本記事では、退職金をより有意義に使うための方法として、不動産投資はどうなのか?」を考えてみたいと思います。

使う・貯めるだけじゃない不動産投資は、退職金の使い道として一考の価値アリ

不動産投資

  1. 趣味や旅行
  2. 貯蓄
  3. ローンの繰り上げ返済

退職金の使い道としては、上記3通りのものがよく選ばれています。

 

やはり、まとまった金額のお金が一気に入ってきて、時間にもゆとりができることから、「これまで忙しくて出来なかったことや、家族と過ごせることをしたい」という人が多いようです。

 

しかし消費ばかりでは、貯蓄していたとしてもいずれ底を尽きてしまいます。

そこでもう1つ、退職金の使い道として検討される方法が、不動産投資です。

 

投資と聞くと、「失敗するのが怖い」と思われる方も多いでしょう。

ですが不動産投資は、他の投資方法に比べれば大きな損失を被りにくい、ローリスク・ロングリターンな投資方法です。

 

退職金を貰ったことを契機に、初めて投資用不動産を持つことについて、考えるだけ考えてみるのは十分アリだと思います。

退職金で不動産投資を始めるメリット

メリットとデメリット

  1. 長期的リターンを比較的ローリスクで得られる
  2. 相続税を節税できる

【1】長期的リターンを比較的ローリスクで得られる

先述しましたが、不動産投資は数ある投資方法の中でも、ローリスク・ロングリターンという特性を持つ投資方法。

 

定年退職後のセカンドライフ……とは言っても、「人生100年時代」に突入したと言われる日本の現代社会において、それからの人生は思ったより長いものです。

それを考えると、長期期間型の投資である不動産投資が、役立つことが分かります。

 

一般的な定期預金も、退職金の運用方法として定石ですが、その金利の低さから利回りはイマイチ。

退職金が最終的に、実際に貰った金額よりも大きくなる継続的な利益を狙う場合、やはり不動産投資は有効だと言えるでしょう。

――「定年後に不動産投資を始めるのは遅すぎる」のは本当?

デメリットイメージ

「定年後に不動産投資を始めたって元が取れない」と思うかもしれません。

確かに30代や40代で始めるよりも、利益率が悪いことは確かなのですが、投資用不動産を持つこと自体にメリットがあります。

 

このメリットについては、後の相続税についての話で詳しく取り上げましょう。

【2】相続税を節税できる

相続税

一定額以上を現金で相続すると税金が課せられて、全額相続することができなくなります。これを「相続税」と言うのは、おそらく皆さんご存知でしょう。

 

例えば、①2億円を現金のままで相続した場合、2億円という金額すべてに応じた税金が引かれることになります。

一方、②2億円を不動産(マンションなど)にして持っていた場合、かかる税金は2億円という資産に対してではなく、2億円で購入・運用した物件の評価に応じた税金が引かれます。

 

この①と②の課税の違いですが、後者(不動産に対して課せられる方)が、ずっと差し引かれる金額が少なくて済みます。

 

相続税は近年上がってきているため、退職金を遺産として相続・贈与する場合に、税金がかかりにくい不動産に変えておくのも1つの方法でしょう。

不動産投資を活用した相続対策とは?メリットやデメリットを解説

退職金を全額使って、投資用不動産を一括購入することは避ける

一棟マンション投資に対する認識の甘さへのダメだし

「ちょうど貰える退職金と同じくらいの金額の投資用不動産がある。ローンを組むのは面倒だし、一括で買ってしまおう!」というのはNGです。

 

退職金のほとんどを使ってしまうと、万が一これまでの貯蓄額以上の出費が突然必要になった際、首が回らなくなってしまいます。

それにローンがなくても、不動産の運用にはランニングコストがかかるもの。空室のリスクだってあります。

 

一括で投資用不動産を購入する場合は、退職金とこれまでの貯蓄を合わせ、突然の出費があっても、十分生活水準をキープしていられる価格帯の物件を選ぶ必要があるでしょう。

 

ちなみに、投資用不動産を融資を使って購入すると、一括現金払いでは生まれない「レバレッジ効果」が生まれます。

レバレッジ効果とは?少ない自己資金で不動産投資を始めよう

退職金を使った不動産投資の「成功パターン」と「失敗パターン」

成功と失敗

ここからはより具体的に、退職金を使った不動産投資の「成功パターン」「失敗パターン」をイメージしてみましょう。

※あくまで「仮」です。

【成功】不動産投資を始めた結果、老後の生活に気持ちのゆとりが生まれた

Aさんは保険などで家計が圧迫されている中、知人の紹介で不動産投資のことを知りました。

「退職金で不動産投資をしようと考えている」と奥様に相談したところ、「不動産投資はお金持ちがやるもの」と、初めは一蹴……。

 

それでも話し合っていく中で、「年金をもらいながら、貯蓄を切り崩していくだけで生活できるのかな?」という共通認識もあり、まずは無理のない新築区分マンション投資から、始めてみることになったそうです。

 

長いセカンドライフに対する経済的な不安感が軽減され、趣味や子どもの家族のためのお金も作れるようになりました。

いわゆる「大儲け!」という状態ではないですが、安心・ゆとりのある老後生活に手が届き、Aさんは満足したようです。

【失敗】高い家賃のマンションに高額投資!しかし現実は……

退職後に来た訪問営業で、不動産投資を知ったBさん。

紹介された投資用不動産は、貰った退職金と同額程度。ローンを組む必要がなさそうで、何よりも高い家賃収入が魅力的に写りました。

 

結局、「退職金を無駄遣いしていない今がチャンスですよ!」と営業マンに押し切られ、退職金として入ったお金のほとんどを、物件の一括購入に充ててみたのです。

 

しかし現実は、立地条件と家賃の高さが釣り合わない物件を押し付けられていて、一向に入居者がはいってきません。

物件の維持費や日々の生活費で、徐々に生活は苦しくなっていき、あと少し物件の売却先が決まるのが遅ければ、危うく破産するところでした。

 

破産は免れたものの、もともとあった退職金の金額からは、大きく資産が減少……。

退職金を貰った当時に思い描いていた、悠々自適な生活とは、遠ざかってしまいました。

 

【注意!】退職金破産は現実によくある話

上記の失敗ストーリーは、あくまで例題。

しかし実際に、ストーリーの登場人物のように、初期投資額を大きくしてしまい、その後の生活が苦しくなり、破産してしまう人もいます。

 

一定水準の生活を守れる投資額かどうか、冷静に考えて投資先を選ばなくてはいけません。

退職のタイミングであらわれる、あやしい営業マンには特に注意してください。

のってはいけない!怪しい不動産投資のセールストーク

大きな利益を求めないのであれば、不動産投資は1つの効果的な「退職金の使い道」

シニア夫婦 相談

趣味や家族との時間など、現役を退いてからやりたいこと・ほしいものは多くあるかと思います。

ただ、それらと老後生活のために、退職金を切り崩していくだけでは、もったいないのかもしれません。

 

不動産投資は、その性質から“すぐに・たくさん・確実に儲かることはない”ですが、老後資金を作りながら過ごしたい人にとっては、効果的な退職金の使い道の1つになり得ると思います。

もちろん、定年退職を待たずに不動産投資を始めたほうが、利益の幅は大きいです。

 

老後をどう過ごしたいか、資産をどう遺したいかによって、退職金の使い道は人それぞれの選択ができそうです。

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